S14 シングル最終87位 イイネイヌの逆襲構築

みなさん、こんにちはohviです。

レギュレーションFシーズン14お疲れ様でした。

今回は久しぶりに最終2桁を達成できたので、使用していた構築についてまとめました。

簡単でもいいので目を通していただけると嬉しいです。

 

シーズン14の使用構築


f:id:OhviPoke:20240201144726j:image

 

 

~シーズン14の環境についての理解~

まず、シーズン14はレギュレーションFの最初のシーズンで、ブルーベリー学園図鑑のポケモンが使用可能になることや過去作の準伝説も多く解禁され、今までとは環境が大きく変わることとなった。シーズン14を通して感じたことは、1位~3桁前半、3桁後半~、において環境が大きく異なり、構築や動かし方のアレンジが必須であると改めて感じさせられた。

シーズン14で、着目していたポケモンや並びについては以下の通り。

カイリュー

・ガチグマ

・ブリジュラス

・晴れ構築(コータス、ウガツホムラ、ウネルミナモ、ハバタクカミ、トドロクツキ)

・雨構築(ペリッパーニョロトノ、ブリジュラス、水ウーラオス

ラティオスハッサム構築

ランドロスガオガエン威嚇構築

・受けサイクル構築

 

カイリューは、みなさんも知っての通り、多種多様なカイリューがいるためパーティー構成から型を判断することは難しいが、カイリューにテラスタルを強要させることができれば、試合展開を想定しやすくなると考え構築を組むことにした。

 

ガチグマは、あくび持ちの耐久型かノーマルテラスの攻撃型のどちらかの印象が強く、あくび型であれば後発から、ノーマルテラスの攻撃型であれば先発もしくはトリル展開が多いことから、対策はある程度可能と考えた。

 

ブリジュラスは、シーズン前半はじきゅうりょく持ちが多かったが、シーズン後半はがんじょう型も多くなってきていた。特に、先発に出てくるブリジュラスはがんじょう型が多く、高い打点をもっているので行動保証持ちで対応することが必要と考えた。

 

天候パーティーは構築段階で明らかであるため、事前に対策枠を用意しておくことで十分対応は可能とした。

 

ラティオスハッサム構築については、この2匹の相性補完が優れているため、サイクル戦になるとこちら側が不利になりがちなため、可能であれば1匹で対応できることがベターと考えた。

 

威嚇サイクルに対しては、こちら側の物理が抑えられかつ特殊にも防御を厚くした調整が多いため、威嚇を無効化できる物理タイプが適していると考えた。

 

受けサイクル構築は、グライオンエアームドの加入により、使用するポケモンの数が増えた。特にグライオンにおいては、一度有利展開を作らせてしまうと身代わり、守るのみで時間切れになってしまうため、注意深く立ち回る必要があると考えた。

 

以上のように、環境に大きく影響している構築において、対策を十分にすることで勝ち数を増やすことができる。一方で、これらの構築への対処だけでなく、自分の構築の軸を決め、構築の練度をあげることにより、勝率をあげていくことも重要だと考えている。

 

~ohviの構築の組み方~

①基本ベースは対面構築

サイクルが上手な人が実績を残している印象はあるが、テラスタルの択もあって自分では上手くサイクル構築を組むことができない。また、展開構築においても同様に対策されてしまった際の抜け道まで考慮することができないため、目の前のただ対応する対面構築がベースとなっている

 

②炎タイプのポケモンは必ずいれる

炎タイプはハバタクカミやサーフゴーのメインウェポンを半減できたり、ハッサム等の鋼タイプの牽制枠となるため必ず構築に採用するようにしている。

 

③受け対策はしっかりと

対面構築を使用する上で最も苦手とするのが受けサイクル構築となると考えている。

そのため、可能な限り1枠を受けサイクル構築対策枠として採用したい。(できれば汎用性の高いポケモンを選択したい)

 

④軸となるポケモンを決める

基本選出の軸を決めること。特殊アタッカーと物理アタッカーの分別や、タイプ相性の重なりがないか、環境に対してすばやさは十分であるか(低速ポケモンのみでない)など、広く戦えるような軸を2枠決めることを意識している。そして軸のポケモンは、初手置きは極力控えるようにする。

 

⑤環境の変化に合わせてカスタマイズする

軸2枠+受け対策1枠を使用するため、残り3枠は環境の変化に合わせてポケモンを選んでいくこととなる。環境はすぐに変化してしまうため、構築の通りが悪くなることはしばしばある。その際どこから見直すべきであるかを自分の中で明確にしておくと構築の練度は高まっていく。

 

それでは、今回使用した構築の個体紹介をしていきます。

 

~個体紹介~

カイリュー


f:id:OhviPoke:20240201144827j:image

採用理由:選出画面の圧力、受けサイクル対策かつコノヨザル展開防止

受けサイクル対策枠として、ひこう両刀カイリューを採用した。みがわりをおくことができれば、あとは相手のポケモンに合わせてテラバーストもしくはエアスラッシュを打つことで突破することを想定している。受けサイクルは相手のポケモンに合わせて後出し、交換を強制させステルスロックやどくびしの定数ダメージを狙っているため、両刀かつ回復技もちを採用することで十分な対策とすることができる。

構築上相手のコノヨザル展開をこちら側から阻止することが難しいため、初手にカイリューをおくことで相手のコノヨザルにいのちがけを誘発させる。対戦したほとんどが初手にいのちがけをしてくれるため、とても助かっていた(笑)。

 

②ガチグマ


f:id:OhviPoke:20240201144833j:image

採用理由:選出画面の圧力、キョジオーン対策、晴れ構築対策、カイリューなしの構築

キョジオーン対策としておんみつマントを採用した。また、おんみつマントは追加効果も防ぐことができるため、ひるみやムーンフォースのCダウンを防いだりとイレギュラーなことを想定しなくて良い点も非常に良かった。

晴れ対策としては、締めに出てくるウガツホムラに対して抗うことができるため採用した。コータスやウガツホムラに対してもタイプ一致技で抜群でのダメージを与えれることは非常に強力な点であった。

環境のカイリューはガチグマ対策をしていることが多く、ガチグマが非常に動かしにくくなってくる。そのため、カイリュー入りの構築については極力選出しないようにした。

 

③ブリジュラス


f:id:OhviPoke:20240201144839j:image

採用理由:初手置き、雨構築対策、初手ブリジュラス、初手ガチグマ対策

前述したように相手のブリジュラスを対策とする上で、がんじょうの行動保証型として採用した。

雨構築対策の初手要員として、10まんボルトを採用した。10まんボルトは初手の水ラオス対面でも活躍した。

準速採用とすることでほとんどのカイリューの上から行動できるのも強みであり、ゴーストテラスは、しんそくを透かし対面突破することを目的として採用した。

りゅうせいぐんではなく、りゅうのいぶきを採用したことについては、このブリジュラスは基本的に初手置きとするため、りゅうせいぐんで初手突破した後、相手の起点となることを防ぐためである。ミラーコートは初手対面のガチグマに対して使う。

 

④イイネイヌ 本構築のMVP


f:id:OhviPoke:20240201144846j:image

採用理由:初手置き、威嚇構築対策

ランドロスの威嚇構築は初手にランドロスから展開することが多いため、初手置きとして機能するようにきあいの襷を採用し行動保証をもたせた。ランドロスカイリューを極力上から攻撃できるように最速で採用した。環境のランドロスはほとんどが耐久型であるため、十分に活躍してくれた。

じだんだは、イイネイヌのメイン技の毒格闘を無効にしてくるサーフゴーを主に対象として採用した。じだんだの採用により、サーフゴー入りにも難なく出せるようになり、活躍の幅が広がった(テラス込みでHB振りサーフゴーが乱数87.5%)。

じめんテラスの採用により、数が増えていたタケルライコにも強くなれたのは棚ぼただった。

 

 

⑤テツノツツミ


f:id:OhviPoke:20240201144900j:image

採用理由:高速特殊アタッカー(基本選出)

最速最強のポケモン。フリドラの凍りは最大の上振れ。ハイドロポンプの外しは最大の下振れ。

みがわり、アンコールの印象が強いため、相手に様々な択を想定させることができる。今回は相手のテラスや様子見のためのみがわりを採用したが、積み技が多い環境であればアンコールを採用したほうがよいかもしれない。

はがねテラバーストはハバタクカミやフェアリーに有効な打点かつ、耐久面でも優秀なため個人的には外すことができない。

 

⑥オーガポン(炎)


f:id:OhviPoke:20240201144906j:image

採用理由:物理アタッカー(基本選出)、ラティオスハッサム構築対策

つるぎのまいとかたやぶりの組みあわせは強かった。また、じゃれつくを採用することでドラゴンタイプに打点を持つことができる。それにより、ラティオスハッサムに対して1体で対応が可能。ラティオスを意識して、最速は必須。

タイプ上ハバタクカミのムーンフォースを半減にできる点も優秀。ツツミとのタイプ相性も悪くないと思っている。

 

 

 

~選出~

①イイネイヌ、テツノツツミ、オーガポン

初手水ウーラオス対面においては、どくづきから入ることでとんぼがえりからのハバタクカミやサーフゴー(次ターンじだんだの威力倍)も合わせてケアする。

ハバタクカミを削ってしまえば、ツツミで上から倒すことが可能であり、とんぼがえり採用の水ウーラオスにおいては襷もちはいないので、ツツミの圧力をかけることができる。

 

②ブリジュラス、テツノツツミ、オーガポン

イイネイヌの通りが悪いときの選出

初手ガチグマにブリジュラスを合わせることができればかなり有利な展開に持ち込むことができる。

 

③テツノツツミ、カイリュー@1(対受けサイクル)

初手にテツノツツミを置くことでグライオンの展開を阻止し、ハピナス、ラッキーを誘導させる。ハピナス、ラッキーに合わせてカイリュー着地で、身代わり(ハピナスラッキーはステロを巻く)であとはテラスエアスラッシュで物理受けにでてきたのを大きく削って有利にもちこむ。

 

カイリュー、テツノツツミ、オーガポン@2(対コノヨザル入り構築)

初手コノヨザルにいのちがけをさせることで、ステロを巻かれないためテツノツツミ、オーガポンへの定数ダメージをなくせる。初手いのちがけしてこない場合は、ほとんどなかった。

 

 

~シーズン14を終えて~

 

新しいレギュレーションで新たなポケモンが沢山でてきたこと、レートがインフレしたこともあり、なかなか上位に追いつくことができなかった。レート2100に到達したのも最終日の明け方であったため、もう少し早く構築を組むことができればよかったと反省している(構築が完成したのが最終日始まってから)。それでもなんとか2桁に滑り込むことができたのは嬉しかった。

次こそは2桁上位で終われるよう日々研鑽を重ねていきたい。

 

最後になりましたが、シーズン14で対戦いただいたみなさまありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

それではまた、アディオス!


f:id:OhviPoke:20240201145042j:image