S14 シングル最終87位 イイネイヌの逆襲構築

みなさん、こんにちはohviです。

レギュレーションFシーズン14お疲れ様でした。

今回は久しぶりに最終2桁を達成できたので、使用していた構築についてまとめました。

簡単でもいいので目を通していただけると嬉しいです。

 

シーズン14の使用構築


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~シーズン14の環境についての理解~

まず、シーズン14はレギュレーションFの最初のシーズンで、ブルーベリー学園図鑑のポケモンが使用可能になることや過去作の準伝説も多く解禁され、今までとは環境が大きく変わることとなった。シーズン14を通して感じたことは、1位~3桁前半、3桁後半~、において環境が大きく異なり、構築や動かし方のアレンジが必須であると改めて感じさせられた。

シーズン14で、着目していたポケモンや並びについては以下の通り。

カイリュー

・ガチグマ

・ブリジュラス

・晴れ構築(コータス、ウガツホムラ、ウネルミナモ、ハバタクカミ、トドロクツキ)

・雨構築(ペリッパーニョロトノ、ブリジュラス、水ウーラオス

ラティオスハッサム構築

ランドロスガオガエン威嚇構築

・受けサイクル構築

 

カイリューは、みなさんも知っての通り、多種多様なカイリューがいるためパーティー構成から型を判断することは難しいが、カイリューにテラスタルを強要させることができれば、試合展開を想定しやすくなると考え構築を組むことにした。

 

ガチグマは、あくび持ちの耐久型かノーマルテラスの攻撃型のどちらかの印象が強く、あくび型であれば後発から、ノーマルテラスの攻撃型であれば先発もしくはトリル展開が多いことから、対策はある程度可能と考えた。

 

ブリジュラスは、シーズン前半はじきゅうりょく持ちが多かったが、シーズン後半はがんじょう型も多くなってきていた。特に、先発に出てくるブリジュラスはがんじょう型が多く、高い打点をもっているので行動保証持ちで対応することが必要と考えた。

 

天候パーティーは構築段階で明らかであるため、事前に対策枠を用意しておくことで十分対応は可能とした。

 

ラティオスハッサム構築については、この2匹の相性補完が優れているため、サイクル戦になるとこちら側が不利になりがちなため、可能であれば1匹で対応できることがベターと考えた。

 

威嚇サイクルに対しては、こちら側の物理が抑えられかつ特殊にも防御を厚くした調整が多いため、威嚇を無効化できる物理タイプが適していると考えた。

 

受けサイクル構築は、グライオンエアームドの加入により、使用するポケモンの数が増えた。特にグライオンにおいては、一度有利展開を作らせてしまうと身代わり、守るのみで時間切れになってしまうため、注意深く立ち回る必要があると考えた。

 

以上のように、環境に大きく影響している構築において、対策を十分にすることで勝ち数を増やすことができる。一方で、これらの構築への対処だけでなく、自分の構築の軸を決め、構築の練度をあげることにより、勝率をあげていくことも重要だと考えている。

 

~ohviの構築の組み方~

①基本ベースは対面構築

サイクルが上手な人が実績を残している印象はあるが、テラスタルの択もあって自分では上手くサイクル構築を組むことができない。また、展開構築においても同様に対策されてしまった際の抜け道まで考慮することができないため、目の前のただ対応する対面構築がベースとなっている

 

②炎タイプのポケモンは必ずいれる

炎タイプはハバタクカミやサーフゴーのメインウェポンを半減できたり、ハッサム等の鋼タイプの牽制枠となるため必ず構築に採用するようにしている。

 

③受け対策はしっかりと

対面構築を使用する上で最も苦手とするのが受けサイクル構築となると考えている。

そのため、可能な限り1枠を受けサイクル構築対策枠として採用したい。(できれば汎用性の高いポケモンを選択したい)

 

④軸となるポケモンを決める

基本選出の軸を決めること。特殊アタッカーと物理アタッカーの分別や、タイプ相性の重なりがないか、環境に対してすばやさは十分であるか(低速ポケモンのみでない)など、広く戦えるような軸を2枠決めることを意識している。そして軸のポケモンは、初手置きは極力控えるようにする。

 

⑤環境の変化に合わせてカスタマイズする

軸2枠+受け対策1枠を使用するため、残り3枠は環境の変化に合わせてポケモンを選んでいくこととなる。環境はすぐに変化してしまうため、構築の通りが悪くなることはしばしばある。その際どこから見直すべきであるかを自分の中で明確にしておくと構築の練度は高まっていく。

 

それでは、今回使用した構築の個体紹介をしていきます。

 

~個体紹介~

カイリュー


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採用理由:選出画面の圧力、受けサイクル対策かつコノヨザル展開防止

受けサイクル対策枠として、ひこう両刀カイリューを採用した。みがわりをおくことができれば、あとは相手のポケモンに合わせてテラバーストもしくはエアスラッシュを打つことで突破することを想定している。受けサイクルは相手のポケモンに合わせて後出し、交換を強制させステルスロックやどくびしの定数ダメージを狙っているため、両刀かつ回復技もちを採用することで十分な対策とすることができる。

構築上相手のコノヨザル展開をこちら側から阻止することが難しいため、初手にカイリューをおくことで相手のコノヨザルにいのちがけを誘発させる。対戦したほとんどが初手にいのちがけをしてくれるため、とても助かっていた(笑)。

 

②ガチグマ


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採用理由:選出画面の圧力、キョジオーン対策、晴れ構築対策、カイリューなしの構築

キョジオーン対策としておんみつマントを採用した。また、おんみつマントは追加効果も防ぐことができるため、ひるみやムーンフォースのCダウンを防いだりとイレギュラーなことを想定しなくて良い点も非常に良かった。

晴れ対策としては、締めに出てくるウガツホムラに対して抗うことができるため採用した。コータスやウガツホムラに対してもタイプ一致技で抜群でのダメージを与えれることは非常に強力な点であった。

環境のカイリューはガチグマ対策をしていることが多く、ガチグマが非常に動かしにくくなってくる。そのため、カイリュー入りの構築については極力選出しないようにした。

 

③ブリジュラス


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採用理由:初手置き、雨構築対策、初手ブリジュラス、初手ガチグマ対策

前述したように相手のブリジュラスを対策とする上で、がんじょうの行動保証型として採用した。

雨構築対策の初手要員として、10まんボルトを採用した。10まんボルトは初手の水ラオス対面でも活躍した。

準速採用とすることでほとんどのカイリューの上から行動できるのも強みであり、ゴーストテラスは、しんそくを透かし対面突破することを目的として採用した。

りゅうせいぐんではなく、りゅうのいぶきを採用したことについては、このブリジュラスは基本的に初手置きとするため、りゅうせいぐんで初手突破した後、相手の起点となることを防ぐためである。ミラーコートは初手対面のガチグマに対して使う。

 

④イイネイヌ 本構築のMVP


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採用理由:初手置き、威嚇構築対策

ランドロスの威嚇構築は初手にランドロスから展開することが多いため、初手置きとして機能するようにきあいの襷を採用し行動保証をもたせた。ランドロスカイリューを極力上から攻撃できるように最速で採用した。環境のランドロスはほとんどが耐久型であるため、十分に活躍してくれた。

じだんだは、イイネイヌのメイン技の毒格闘を無効にしてくるサーフゴーを主に対象として採用した。じだんだの採用により、サーフゴー入りにも難なく出せるようになり、活躍の幅が広がった(テラス込みでHB振りサーフゴーが乱数87.5%)。

じめんテラスの採用により、数が増えていたタケルライコにも強くなれたのは棚ぼただった。

 

 

⑤テツノツツミ


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採用理由:高速特殊アタッカー(基本選出)

最速最強のポケモン。フリドラの凍りは最大の上振れ。ハイドロポンプの外しは最大の下振れ。

みがわり、アンコールの印象が強いため、相手に様々な択を想定させることができる。今回は相手のテラスや様子見のためのみがわりを採用したが、積み技が多い環境であればアンコールを採用したほうがよいかもしれない。

はがねテラバーストはハバタクカミやフェアリーに有効な打点かつ、耐久面でも優秀なため個人的には外すことができない。

 

⑥オーガポン(炎)


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採用理由:物理アタッカー(基本選出)、ラティオスハッサム構築対策

つるぎのまいとかたやぶりの組みあわせは強かった。また、じゃれつくを採用することでドラゴンタイプに打点を持つことができる。それにより、ラティオスハッサムに対して1体で対応が可能。ラティオスを意識して、最速は必須。

タイプ上ハバタクカミのムーンフォースを半減にできる点も優秀。ツツミとのタイプ相性も悪くないと思っている。

 

 

 

~選出~

①イイネイヌ、テツノツツミ、オーガポン

初手水ウーラオス対面においては、どくづきから入ることでとんぼがえりからのハバタクカミやサーフゴー(次ターンじだんだの威力倍)も合わせてケアする。

ハバタクカミを削ってしまえば、ツツミで上から倒すことが可能であり、とんぼがえり採用の水ウーラオスにおいては襷もちはいないので、ツツミの圧力をかけることができる。

 

②ブリジュラス、テツノツツミ、オーガポン

イイネイヌの通りが悪いときの選出

初手ガチグマにブリジュラスを合わせることができればかなり有利な展開に持ち込むことができる。

 

③テツノツツミ、カイリュー@1(対受けサイクル)

初手にテツノツツミを置くことでグライオンの展開を阻止し、ハピナス、ラッキーを誘導させる。ハピナス、ラッキーに合わせてカイリュー着地で、身代わり(ハピナスラッキーはステロを巻く)であとはテラスエアスラッシュで物理受けにでてきたのを大きく削って有利にもちこむ。

 

カイリュー、テツノツツミ、オーガポン@2(対コノヨザル入り構築)

初手コノヨザルにいのちがけをさせることで、ステロを巻かれないためテツノツツミ、オーガポンへの定数ダメージをなくせる。初手いのちがけしてこない場合は、ほとんどなかった。

 

 

~シーズン14を終えて~

 

新しいレギュレーションで新たなポケモンが沢山でてきたこと、レートがインフレしたこともあり、なかなか上位に追いつくことができなかった。レート2100に到達したのも最終日の明け方であったため、もう少し早く構築を組むことができればよかったと反省している(構築が完成したのが最終日始まってから)。それでもなんとか2桁に滑り込むことができたのは嬉しかった。

次こそは2桁上位で終われるよう日々研鑽を重ねていきたい。

 

最後になりましたが、シーズン14で対戦いただいたみなさまありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

それではまた、アディオス!


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S10 シングル最終92位 バサギリドリーム構築~ステロだけとは言わずに対面突破したい~

みなさま、こんにちは ohviです。

 

レギュレーションD シーズン10お疲れ様でした。

シーズン10では、最終92位という結果に終わりましたが、

ギリギリ2桁を取ることができました。

 

それでは、シーズン10で使用していた構築をご紹介します。

 

~構築経緯~

シーズン10では、初手のステロ展開から裏の対面構築でゴリ押すという力技での戦いに焦点を当てて取り組むことにしました。

裏が対面構築になることから、初手のステロ要員においても可能な限り対面を突破したいという欲望から、攻撃しつつステロ展開が可能なバサギリを採用することにしました。

そして、裏の対面構築の軸は高火力の特殊高速アタッカーのテツノツツミ、物理最強格のアタッカーの悪ウーラオスを採用しました。テツノツツミ悪ウーラオスの組み合わせについてはレギュレーションDの3カ月間採用し続けたこともありかなり信頼していました。

DLC解禁後から急激に数を増やしたガブリアスランドロスの構築が増えたこともあり、シーズン終盤は勝つことが難しくなってしまいましたが、それでもバサギリを採用し続けたのは、よく分からない意地がありました笑

 

 

~個体紹介~

本構築の先発要員

対面性能を上げるために、種族値の低いDをカバーできるとつげきチョッキを採用。

とつげきチョッキの採用により環境のハバタクカミには2耐えできることが強み。

また、きれあじ補正のかかるタイプ一致技のがんせきアックス、シザークロスの破壊力は凄まじいものがあったが、環境への通りはあまり良くない点もあった。

また、初手の水ウーラオス対面を意識し草テラスとくさわけを採用したが、後半の刺さりはあまりよくなかったのが勝ちきれなかった。

ただ、通りの良い構築に対してはかなり有意に動くことができ、3タテすることも度々あった。

 

 

本構築の軸ポケモン

先述したように、高速の特殊の高火力アタッカー。

技範囲もかなり優秀であり、多くのポケモンに打点を持てるのがメリット。

宿敵はハバタクカミになるため、鋼テラスを採用していたが、ムーンフォースではくシャドーボールを撃たれたり、電磁波が蔓延して長所の素早さを落とされたりと終盤は動かしずらかった。

ハイドロポンプを当てることができれば最強。

外すと負けに直結することも多いため、運頼みポケモンの一種。

 

本構築の軸ポケモン
こちらも同様に、物理最強のアタッカーとして採用。

Hに少し振ることで、カイリューのノーマルテラスしんそくを2耐えすることができる。

また、インファイトではなくドレインパンチを採用することにより、ステルスロックで削れたきあいのタスキを復活させることができたり、対面での打ち合いが強くなれる。

キョジオーンに対しても+4ドレインパンチで無理矢理突破することが可能。

また、テラスタルは弱点の格闘、フェアリーを半減にできる毒テラスタルを採用した。

 

ランドロス等含むサイクル構築対策枠のポケモン
環境のランドロスについては、こだわりスカーフやこだわりハチマキが多かったため、タイプ一致技を半減以下にできるため採用。

サンダーに後出ししてくるジバコイルやサーフゴーに打点を持つためねっぷうを採用した。ウーラオス対面等で上から動けるように最速で採用していたため、対面操作できるボルトチェンジやとんぼがえりを採用は見送りにした。

 

DLC解禁後に使用できるようになったともっこポケモン

貴重な毒タイプのポケモン。オーガポンに対してかなり強くでれる、特にバサギリの苦手な岩オーガポンへの圧力はかなりあると思っている。また、ビルドアップを積むことができれば一気に全抜きもできるスペックも秘めている。ビルドアップを採用するにあたり、強制交代技を無効にできるばんけんは相性が良かった。

また、後出ししてくサーフゴーや毒タイプへの打点を持つため、10まんばりきを採用した。

基本的にはサンダーとセットで選出していた。

 

みんな大好きオーガポン

DLC後急激に採用率を伸ばした大人気ポケモン

今回は贅沢にも受けループ対策枠として採用。特性のかやたぶりとつるぎのまいの組み合わせで簡単に受けを崩すことができる。

環境に様々な型が存在するため、匿名性もあってよかった。

また、テラスタルした際のアタッカー性能を活かすために同速で勝てるように最速で採用した。

 

 

~基本選出~

①対面選出

バサギリ+テツノツツミ+悪ウーラオス

 

②対サイクル構築

イイネイヌ+サンダー+@1

 

③対受けループ

オーガポン+@2

 

 

~振り返り~

初手のバサギリが機能してくれればかなり試合を有利に進めることができたが、失敗した場合は一気に不利になってしまうことが勝ちきれなかった原因。

また、採用したポケモンにおいて命中不安定技が多く、運頼りのポケモンが多かったことも勝ちきれなかった原因の1つ。

対面構築は選出択による勝敗への影響がかなり大きく、もっと完成された構築でないと最上位帯に入ることは難しいと感じた。

 

 

 

シーズン10で対戦いただいたみなさま、ありがとうございました。

今シーズンは、不完全燃焼で終わってしまったため、次回は完全燃焼できるように頑張っていきたいと思います。

レギュレーションEでも、よろしくお願いします。

 

それではまた、お会いしましょう~、アディオス!

 

 

 

 

S9 シングル 最終44位 BIG6への解答!?~カミに捧ぐ未来からのプレゼント~

みなさん、こんにちは ohvi です。

 

レギュレーションDシーズン9では最終44位を取ることができましたので、構築記事を書くことにしました。

少し長めの構築記事になると思いますので、時間のある時にゆったり読んでいただければと思います。

 

今回使用した構築↓

 

~構築経緯~

レギュレーションDシーズン9では、

ディンルー、カイリュー、サーフゴー、パオジアン、ハバタクカミ、水ウーラオスの並び(BIG)が主流であり、これらにある程度安定して勝てる構築が必要と考えました。

加えて、ドヒドイデディンルー構築やドヒドイデチオンジェン構築にも最低限の対策は必要と考えました。

また、自分の現時点の目標は、最終1位ではないため、すべての構築に対して勝ちを狙いにいくのではなく、主流の並びに対して安定した勝ちを狙うことで、順位を上げることを意識して作成した構築です。

1桁を狙いにいける構築ではないことはご理解ください。

今回は、主に立ち回りで意識していたことについて解説していきたいと思います。

 

 

~個体紹介~

悪ウーラオス 毒テラス きあいのタスキ

実数値(努力値):191(124)-200(252)-121(4)-*-81(4)-133(124)

H:定数ダメージを意識した191調整 

S:準速カイリュー抜き

技:あんこくきょうだ、ドレインパンチ、ふいうち、つるぎのまい

本構築の軸になるポケモン

専用技のあんこくきょうだの突破力に着目し、採用。

ドレインパンチの採用とHに努力値を割くことで対面性能をより上げることにした。

 

テツノツツミ 鋼テラス ブーストエナジー

実数値(努力値):135(28)-*-139(36)-168(188)-80-206(252) 

HB:陽気パオジアンのせいなるつるぎ確定耐え

技:フリーズドライハイドロポンプ、テラバースト、アンコール

本構築の第2軸のポケモン。基本的に悪ウーラオスと共に選出。

フリーズドライハイドロポンプの技範囲が広いため、単体としても活躍した。

ハバタクカミを意識したテラバースト、相手の動きを固定できるアンコールを採用。

ハイドロポンプを当てれば最強のポケモン

(構築記事を書いている時に、努力値が6余っていることに気付きました。)

 

ミミッキュ ゴーストテラス いのちのたま

実数値(努力値):135(36)-120(76)-123(180)-*-126(4)-157(212)

HB:いじっぱりパンチグローブ水ウーラオスの水流連打確定耐え(化けの皮+いのちのたまx2回分)

S:最速コノヨザル抜き

技:じゃれつく、かげうち、いたみわけ、のろい

基本的には初手に選出して対戦展開の誘導役かつ、相手の展開構築の妨害役として採用。

Hはいたみわけの際に相手を大きく削れるように極力低くし、Bに厚く振ることで、耐久性を上げより展開を誘導させやすくした。

 

サーフゴー ひこうテラス ゴツゴツメット

実数値(努力値):193(244)-*-161(252)-153-111-106(12)

HB:ほぼぶっぱ

技:ゴールドラッシュ、シャドーボール、わるだくみ、じこさいせい

ドヒドディンルー構築、ドヒドチオン構築対策枠として採用。

アタッカーとしての役割ではなく、耐久性能を高めることでサイクル戦に適応できるようにした。

カイリュー対してはテラスを合わせることができれば突破できること、環境のパオジアンのかみくだくの採用率が高くないこともあり、意外と活躍した。

 

イーユイ ゴーストテラス こだわりスカーフ

実数値(努力値):133(20)-*-100-205(252)-140-150(236)

S:準速スカーフウーラオス抜き

サイクル構築に対して高火力を押し付けることを目的として採用。

初手に選出し、数的有利を取ることも多々あった。

初手のイーユイ同士の対面でSが負けているとあくはひるみで一方的に削られてしまうこともあったので、準速か最速にしても良かったのかもしれない。

技の一貫性が取れた際のスイープ性能は凄まじかった。

 

アイコン

化身ランドロス みずテラス とつげきチョッキ

実数値(努力値):191(212)-130-110-141(44)-100-168(252)

H:定数ダメージを意識した191調整

構築に地面と電気を流せるポケモンがいないため、ランドロスボルトロスを検討した。化身ランドロスを採用した理由は、ウーラオスに上から攻撃できることと、特殊の地面技が環境に通っていた(特殊受けのヒードランやヒスイヌメルゴンにも打点有)こと、特性のちからずくで耐久に割いた努力値をカバーできるため。

サイクル戦での耐久性能を上げるためにとつげきチョッキで採用。

とつげきチョッキを持たせることで臆病C252ハバタクカミのムーンフォース+テラスムーンフォースを確定耐え。(H68B252振りハバタクカミまでであればじしん確定2発)

じしんは、化身ランドロスが特殊型が多いため、特殊受けに出してくるポケモンに対してかなり有効だった。

また、うちおとす→だいちのちからでロトムやサンダー、アーマーガアにも打点をもつことができた。

 

 

~選出、立ち回り解説~

vs BIG6

基本選出:ミミッキュ、テツノツツミ、悪ウーラオス

ハバタクカミが基本選出されるため、ハバタクカミとテツノツツミ対面を上手く作り、鋼テラバーストで有利不利を逆転し、そのまま勝ちにつなげることを意識する。

イーユイ+ランドロスの圧力でサーフゴーはあまり選出されないため、考慮しない。

 

<初手ウーラオス対面の場合>(ウーラオス+ハバタクカミ+カイリューが多い)

初手水ウーラオスの場合は、ミミッキュのじゃれつくから入り、相手のSを判定する。

ミミッキュの方が早い場合は、次ターンでアクアジェットを打ってくるため、テツノツツミに交代し突破する。相手がハバタクカミを出してきた場合は、テラバースト+テラバースト(orフリーズドライ)で突破し、3対1の状況を作れるためかなり有利状況を作れる。

ミミッキュの方が遅い場合は、ミミッキュ切りのテツノツツミ出しで、同様の状況を作ることができるため、最終的に2対1に持っていけることが多かった。

ラストは対面性能の高い悪ウーラオスのため、ほとんど負けることはなかった。

 

<初手ディンルー場合>

のろい→いたみわけ→いたみわけ→じゃれつくで突破することができる。

水ウーラオスが出てきた場合は、じゃれつくでS判定する。アクアジェットを打ってきた場合は、テツノツツミ出しのアンコールで固定もしくは、3体目を確認できるため、その後の展開を想定することができる。

相手がテラスタルを使用した場合もディンルーを大きく削ることができるため、テツノツツミで突破が可能。ハバタクカミが出てきた場合はテラバースト展開に持ち込む。

 

<初手カイリューの場合>

のろい→じゃれつくで突破できる。テラスタルされた場合は後続のテツノツツミに繋ぐことができる。(カイリューのHPは赤色で次ターンののろいで落ちる)

相手視点は、身代わりを考慮するとしんそくは打てないため、割と安全にカイリューを突破することができ、次点でハバタクカミが出てくることが多く、この時点で誘導できているため、こちら視点ではかなり有利。

 

<初手パオジアンorハバタクカミの場合>

じゃれつく→かげうちでほとんど突破できる。

パオジアンのつららひるみは運が絡んできてしまうが、そこは神頼み笑

初手のハバタクカミは耐久振りが多く、じゃれつく+じゃれつくで落とせない場合は、ゴーストテラスかげうちで突破することが重要。

このミミッキュが残っている状態で数的有利を取ることができれば、かなり有利な展開に持ち込める。

 

vs ドヒドディンルー、ドヒドチオン構築

基本選出:サーフゴー+@2

相手の選出が@1が高火力アタッカーであることが多く、相手の@1を落とすことでサーフゴーで詰めることができる。そのため、相手の@1に対して強くでれるポケモンを2体選出する。

 

vs サイクル構築(ランドロス構築)

基本選出:イーユイ、化身ランドロス、サーフゴー

イユーイ、ランドロス、サーフゴーは相性補完が良いため基本的にはこの選出でサイクルを回していく。イーユイの高火力を押し付ける状況を作り出せれば、かなりサイクル戦を有利な展開に持ち込むことができる。

 

vs オオニューラ構築

基本選出:イユーイ+テツノツツミ+悪ウーラオス

初手イユーイから出し、オオニューラ対面ができた場合は、サイコキネシスで突破する(タスキオオニューラがほとんどいないため)。

この時点で数的有利を取ることができるため、後はイユーイでスイープすることを狙っていくことで勝ちにつなげることができる。

 

 

こんな感じでシーズン9は流行りの構築に対して、自分なりの解答を用意することができたので、それなりの結果を残すことができたのだと思います。未完の構築であることは間違いないので、アドバイス等いただけると嬉しいです。

 

まだまだ未熟者ですが、ポケモンと向き合っていい結果を残せるように頑張っていきたいと思います。

それではみなさん、また会う日まで

アディオス!

 

 

 

SVシングルS7-最終43位 対面構築

 

はじめまして、ohvi(オビ)と申します。

 

初めての50位以内のフィニッシュの記念として構築記事を書くことにしました。

初めての構築記事になるので、読みにくい点もあるかと思いますが、暖かい目で読んでもらえますと幸いです。

 

▼構築経緯について

レギュレーションCで勝つためには初手のパオジアン、ディンルー対面で対面突破もしくは最低限ひんしギリギリまで削ることを考え、耐久型ミミッキュを採用。

パオジアン、イーユイのひるみ、キョジオーンのしおづけの対策としておんみつマント枠として、対面で強いテツノカイナを採用。

チオンジェン構築やイルカマン構築、きのこのほうしやあくびに対して強い、ゴツメサーフゴーを採用。

最速アタッカー枠かつカイリュー対策加えてアンコール要員として、ブーストツツミを採用

受けループ対策かつ高火力の押し付けができるメガネイーユイを採用

最後に対面最強枠としてチョッキセグレイブを採用

以上よりこの構築が完成しました。

個体紹介では詳細を解説していきます。

 

▼個体紹介

アイコン

ミミッキュ@いのちのたま ばけのかわ

いじっぱり ノーマルテラス

実数値(努力値):159(228)-156(252)-100-63-125-120(28)

技:じゃれつく、ドレインパンチ、かげうち、のろい

基本的に初手に出して試合展開を有利に進めていくことが目的のポケモン。初手突破できた場合は、のろい退場で後発に繋いでいくことが目的。耐久に振ることで陽気パオジアンのつららを化けの皮が剥がれた後も耐えることができる。初手に置くため多くのポケモンに打点を持つためにシャドークローではなく、ドレインパンチを採用。

 

アイコン

テツノカイナ@おんみつマント クォークチャージ

いじっぱり みずテラス

実数値(努力値):229-211(252)-128-63-119(244)-72(12)

技:かみなりパンチ、ドレインパンチ、じしん、つるぎのまい

おんみつマント採用枠。キョジオーン構築には基本選出。キョジオーンのとりまきのイーユイやテツノドクガにも強く出れる点も評価。パオジアンやイーユイに対しても半減耐性のみずテラスを採用することで、対面突破できるようにした。相手の隙をついて舞うことができればeasy winできることが多かった。ミラーを意識して多少Sに振った。

 

アイコン

テツノツツミ@ブーストエナジー クォークチャージ

おくびょう はがねテラス

実数値(努力値):131-90-134-166(172)-91(84)-206

技:フリーズドライハイドロポンプ、テラバースト、アンコール

積み対策のアンコール枠。ハバタクカミに対しても対面突破できるようにはがねテラバーストを採用。Dに振ることでおくびょうカミのムーンフォースを確定耐えにしたがあまり活きる機会はなかった。テツノカイナやセグレイブに対して死に出ししてきたブーストカミに後出しし、あまえるで固定させるかムーンフォースで固定させることができると思ったがそれで勝てた試合はほとんどなかった。

 

アイコン

イーユイ@こだわりめがね わざわいのたま

おくびょう ゴーストテラス

実数値(努力値):131(4)-90-100-187(252)-140-167(252)

技:かえんほうしゃあくのはどうサイコキネシス、テラバースト

受けループ対策の高火力枠。受け構築の初手ドヒドイデに対してサイコキネシスを採用。テラバースト(テラスなし)はミラー対決の最大打点になるため採用した。カイリューしんそくや、キノガッサマッハパンチ対策としてゴーストテラスを採用した。

 

アイコン

サーフゴー@ゴツゴツメット おうごんのからだ

ずぶとい ひこうテラス

実数値(努力値):193(244)-72-161(252)-153-111-106(12)

技:ゴールドラッシュ、サイコショック、わるだくみ、じこさいせい

チオンジェン、イルカ構築対策枠。受け構築にも基本選出。テツノカイナやテツノドクガ意識でサイコショックを採用。多くの物理ポケモンに対して有利を取れることをS4から評価していた。じわれによる一撃を回避するためにひこうテラスを採用。環境にイーユイが多かったため、選出が難しかった。

 

セグレイブ@とつげきチョッキ ねつこうかん

いじっぱり ほのおテラス

実数値(努力値):209(148)-216(252)-125(100)-85-107(4)-108(4)

技:つららおとし、こおりのつぶて、じしん、テラバースト

対面最強枠として採用。パオジアンやハッサムに打点を持つためにほのおテラスを採用。シーズン序盤はヘイラッシャやロトム(水)を意識してでんきテラスにしていたが、構築内他のポケモンにで対策できるため変更した。相手構築にヘイラッシャやロトム(水)がいる場合は打点がないため、選出しないことが基本。また、つららばりの打点が不安定なため、つららおとしを採用した。パオジアンではなく、セグレイブ採用の理由はセグレイブの方が好きだから(笑)

 

▼基本選出

基本:ミミッキュ+@2

キョジオーン構築:テツノカイナ+@2

(初手の対面でテツノカイナ-キョジオーン対面ができれば、初手剣舞をすることでかなり有利に進めれる。)

チオンジェン、イルカマン構築:セグレイブ、サーフゴー+@1

受け構築:イーユイ、テツノカイナ、サーフゴー

(相手のラッキー、ハピナス以外にテラスを切らせることを意識して、サーフゴーの一貫をつくる)

 

 

ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。

S7は最終日に2桁スタートだったことが大きかったです。S4以来に最終2桁を取ることができて嬉しかったです。構築はまだまだ改善点が多いと思います。みなさまからのご意見いただけるとありがたいです。

S8以降もいい成績が残せるように精進していきます。

それではレギュレーションDでお会いしましょう。

 

▼結果

TN ohvi 最終43位-2042